【Flex Beggar2 Day Trading EditionはどんなEA?】
まず先に、EAについて知りたいという方は、以下の記事をご参照ください。
Flex Beggar2 Day Trading EditionはGemForexで無料ダウンロードできるEAです。
最初に結論から、個人的評価は5:【★★★★★】です。
※評価段階は 1:★☆☆☆☆ ~ 5:★★★★★
以下、基本的な性能の簡単なまとめです。
- 製作者:Real Integrity
- 通貨ペア:AUDCAD、AUDCHF、AUDJPY、AUDNZD、AUDUSD、CADJPY、CHFJPY、EURAUD、EURCAD、EURCHF、EURJPY、EURNZD、GBPAUD、GBPCAD、GBPCHF、GBPNZD、GBPUSD、NZDJPY、NZDUSD、USDCAD、USDCHF、USDJPY、EURGBP、EURUSD、GBPJPY
- 時間足:全時間軸対応
- スタイル:スキャルピング、デイトレード(ほぼ朝スキャ)
- ナンピン、マーチンゲール:なし
- ポジション:1のみ
以下、公式より引用です。
マニュアル記載の推奨パラメータでバックテストを実施し、パフォーマンスをご確認ください。
当自動売買ソフトウェアは、Flex Beggarのアップグレード版であり、ボラティリティの低い時間帯を狙って、少ないPipsを拾っていくことを目的としています。
長期的な順張り・短期的な逆張りでのエントリーが基本的な戦略であり、アップグレードされた点は、下記の通りです。
下記の設定パラメータを追加し、トレードの自由度を高めました。
enduranceMode: trueの場合は、ポジションを従来よりも長めにホールドします。
avoidVolatileMarket: このEAがマーケットを分析し、「ボラティリティが高い」と判断した後は、その日のポジションを取らないようになっています。このフラグをtrueに設定すると、その判断基準がより厳密となり、利益を伸ばすよりもドローダウンを小さくすることを優先するようになるため、ポジションを取る回数が少なくなる傾向があります。
※enduranceMode=false、かつavoidVolatileMarket=falseの場合は、旧バージョン(Flex Beggar)と全く同じロジックでトレードを行います。
【設定項目】
設定できる項目は以下の通りです。
ちょっと多めの設定ですね。
しかし、マニュアルに通貨ペアごとのlots以外の推奨値が記載されているので実質lotsのみの設定でも運用可能です。
tpPipsは1度のトレードで期待するpipsの設定ですが、大体前後するとのことです。
forceSlPipsとforceTpPipsは強制損切と強制利確の設定ですが、ロジックで早めの決済もあるとのことです。
trendPredictionは長期の順張りをどの程度考慮するかの設定で、strongだと強く順張りを考慮し、medium、weak、noneの順に考慮しなくなるようです。
noneの場合は長期の順張りを考慮せず、短期に逆張りだけを考慮してトレードするとのことです。
endurandeModeはポジションを長めにホールドするフラグとのことで、デフォルトはtrueです。
avoidVolatileMarketはボラティリティが高いと EA が判定した場合にエントリーを避けるフラ
グとのことで、デフォルトはtrueです。
この2つの設定をfalseにすると旧バージョンのFlexBeggarと同じロジックになるとのことなので、このEAを利用する場合はtrueが推奨のようです。
そしてentryStart~でエントリー時間を設定できるので、デフォルトや基本的な推奨値だとほぼ朝スキャですが変更は可能となっています。
他のEAと競合しないように設定できるのは嬉しいですね。
【バックテスト結果】
以下の設定でバックテストを実施しました。
- 開始証拠金:20万円
- 通貨ペア(時間足):推奨の中からAUDNZD、AUDCAD、USDJPY(5M)をそれぞれ
- テストスプレッド:AUDNZDで26、AUDCADで35、USDJPYで18(少し広めの設定)
- テスト期間:2010.01.01 - 2020.12.31(11年間)
- Lots:0.01Lot
- Max Position:1
- その他はマニュアルにある通貨ペアごとの推奨設定
AUDNZDのテスト結果は以下の通りです。
- 【テスト結果1】
- 初期証拠金:200,000.00円
- 純益(総利益 - 総損失):20,938.77円
- プロフィットファクタ(純利益 / 総損失):1.77
- 最大ドローダウン:2,083.14円(1.03%)
- 総取引数:1,482回
続いてAUDCADのテスト結果は以下の通りです。
- 【テスト結果2】
- 初期証拠金:200,000.00円
- 純益(総利益 - 総損失):9,936.52円
- プロフィットファクタ(純利益 / 総損失):1.84
- 最大ドローダウン:4,030.12円(1.99%)
- 総取引数:413回
最後にUSDJPYのテスト結果は以下の通りです。
- 【テスト結果3】
- 初期証拠金:200,000.00円
- 純益(総利益 - 総損失):12,403.00円
- プロフィットファクタ(純利益 / 総損失):1.79
- 最大ドローダウン:1,893.00円(0.91%)
- 総取引数:998回
【独自解析ツール結果】
バックテスト結果の【テスト結果1】を独自解析ツールで解析し、
各年の年間損益・最大損失月・最大利益月を算出しています。
また、EAの稼働にはTariTaliキャッシュバックを絶対的に推奨しているため、
合計Lot数と5分以上保有Lot数、TariTali報酬を算出しています。
※TariTali報酬は概算で、通貨ペア不問の5分以上保有Lot数 × 800円としています。
EAの純益は、TariTaliでのキャッシュバックを利用しているかどうかで、
本当に大きく異なりますので、ぜひ1度以下の記事をご参照ください。
【個人的評価】
Flex Beggar2 Day Trading Editionの個人的評価です。
上述していますが、個人的評価は5段階中の5:【★★★★★】です。
11年の検証だと序盤が気になりますが、中盤から後半にかけてはグラフが右肩上がりです。序盤を考慮すると、ドローダウンやプロフィットファクタの値もかなりいい感じの値になっています。
良く言えば、最近の相場にチューニングしたEAとも言えます。
また、基本的に推奨は朝スキャ設定となるのですが、マニュアルにある朝スキャでない設定でも高利益が出そうなのを確認しています(実は一番良さそうな結果で、グラフ右肩上がりのプロフィットファクタ2以上です)。
これによって他の朝スキャとは競合しないように運用できるのも強みだと思います。
個人的にはかなりおすすめのEAだと思います!
※過去検証はあくまでも過去検証なので、未来を保証するものではありません。
※使用する場合は、あくまでも自己責任でお願いします。
※他のEAの検証等により、評価を変更する場合がありますのでご了承ください。
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